金田 貴美

4 分

注文が2倍になるメニューの付け方 〜飲食店集客ノウハウ〜

最終更新: 2019年8月22日

突然ですが、あなたお店でこんな悩みはありませんか?

・美味しいのに売れない

・お店の一押しメニューなのに人気がない

・安いものばかり売れる

こんにちは。セールスライター/ 集客コンサルタントの金田貴美です。

今日は注文が2倍になるメニューの付け方についてお話したいと思います。

私は現在コンサルタントとしてお仕事を受けることが多いのですが、以前は複数の飲食店を運営する会社の副社長、コンサルタントとして経営に携わっていました。既存の店舗の立て直しから新規オープンの立ち上げ、そして軌道にのるまで各店舗ごとの施策を考え、実際に現場で接客もしながら直接お客様の声や反応を見て試行錯誤を重ねてきました。

中でも実際に売り上げUPや集客に繋がった施策をこれからご紹介していきたいと思いますので、よかったらぜひ参考にしてみてください。

売れるメニューと売れないメニューの違い

ものが売れない理由はいくつかあります。中でも簡単にできるアドバイスとして今日ご紹介するのが、「メニュー名を変更するだけで売り上げが2倍3倍になる」施策です。

まったく同じものを出していても、メニューの名前が違うだけで売り上げが変わるのはどうしてでしょう。

実はこれ、ちょっとしたコツだけで、あなたのお店のメニューも売れない商品から売れる商品に変えることができるんです。

そのコツは、「お客様がイメージしやすいメニューをつけること」です。

どういうことかと言うと、

例えば、下記のメニュー例をみてください。

(悪い例)ポークカレー(中辛)

(良い例)淡路産玉ねぎをとろっとろに煮込んだスパイシーポークカレー

(悪い例)牛肉100%ハンバーグのデミグラスソース

(良い例)神戸牛100%肉汁たっぷりハンバーグステーキ濃厚デミグラスソースがけ

→上記2つの例では、ただのポークカレー、ハンバーグだけだとメニューに味がないですよね。味気ないメニューは想像を掻き立てません。

悪い例に、ほんの少し言葉を加えるだけで、言葉にシズル感が出たと思いませんか?

他にも下記のような例はどうでしょう。

(悪い例)トマトとアボカドのサラダ

(良い例)桃太郎トマトと完熟アボカドのカプレーゼ風サラダ フレッシュバジル添え

(悪い例)イタリアンサラダ

(良い例)石田農園の朝採れたて新鮮野菜12品目のサラダ

→この場合、悪い例ではある程度味は想像できますが、こちらは同料金だとどちらを選びますか?良い例に書いたように、少し丁寧に説明を加えることで、メニュー自体が特別な感じになったと思いませんか?

メニューを変えて単価を上げる

実はこのようにメニュー名を変えることで単価(金額)をあげることも可能です。

例えば先ほどのメニュー例ですが、

①イタリアンサラダ 780円

②石田農園朝採れたて新鮮野菜12種類のサラダ 980円

→いかがでしょう。同じメニューでも、メニュー名で妥当な金額に思えませんか?

以下の場合はどうでしょう?

①イタリアンサラダ 780円

②石田農園朝採れたて新鮮野菜12種類のサラダ 780円

→この場合は、②を注文される方が圧倒的に多いです。

同じ食材で同じものを提供していても、ちょっとした違いだけでこれほど印象が変わります。

また、もう一つのポイントとして、○○産という言葉や特別産地、有名産地の食材を使用している場合は、書いた方が効果的です。こちらは食のブランドであると同時にお客様に安心感を与えます。

近年では、どこの産地かわからない怪しい食材を使っているのではないかと外食に不安を持たれているお客様も増えています。そういった意味でも、せっかく信頼できる良い食材を使っている場合は、ぜひメニューに書き添えてみてください。またそれがお客様にとって真摯であり、あなたのお店の繁栄にも繋がりますよ。

まとめ

売れるメニューに効果的な施策としては、

・言葉から想像できるメニュー付をする

・シズル感がでる言葉を使うと良い

・お客様に安心感を与えるために産地やブランド名は使用した方がいい

P.S.

既存のメニューに足して書き添えるスペースがなかったり、それだとメニュー自体を全部変えなくてはならない方も安心してください。

メニュー名は変更せず、そのままでOKです。その場合は、一押しメニューやもっと売れてほしいメニューだけに絞って簡単なPOPを作ります。メニュー名は変えずに上記のような○○産や、肉汁たっぷり、など、言葉で想像できるような説明書きを加えてみてください。そうするとお客様からは特別なメニューにも見えますし、より効果的ですよ。

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